追悼

花子

2012年01月12日 02:08

13年前…生後数ヶ月で我が家にやってきたリュウ。
正確には単身赴任が決まった父が一人は寂しいからと
赴任先で番犬として飼うことになったんよね。
子犬のリュウはめちゃくちゃ可愛かった。
リュウに会うために父の赴任先によく遊びに行った。
父の厳しいしつけにもめげずたくましくて
やんちゃでいつも元気いっぱい食欲旺盛で
あの食べっぷりは見ていて気持ちが良かった。
父には完全服従で従順な子やったけど
母には強気で何度か噛みついたこともあったっけ^^;
だけど私が泣いてたら側にそっと寄り添って
見守ってくれたこともあったよね。

いつしかあまりかまってあげれなくなってしまったけど、たまに顔を見せるとしっぽを振って喜んでくれて。食いしん坊のリュウのことやし何かもらえると思ってたハズ(笑)パンとキャベツの芯が大好きでした。
そういえば何度か脱走事件もあったよね。父がパルコの近くに一人住んでた頃にも1回あって、丸二日見つからなくて。あの時ばかりはもうダメだと諦めてたらひょっこりと戻って来て。ちょうどその頃、お腹に腫瘍ができて緊急手術したこともあった。だけどそれ以降特に病気もなく元気やった。
弟と私が家を出てからは両親二人きりになってしまったけど、リュウが仲を取り持ってくれてる感じがした。娘が生まれてからは娘がリュウに会いたがるので、好物のパンをお土産に持ってよく実家に遊びに行ったなぁ。

昨年の夏頃から粗相(ハウスの付近で排泄してしまうこと)が増えてきた。これは老化現象の一つだから仕方のないこと。その都度掃除をしなきゃいけない両親は大変だったと思うけど。そしてその頃から徐々に痩せていったんよね。
数日前からリードを引く力が弱くなったのを親は感じていたらしい。そして2日前ついに立つことができなくなってしまって…食べ物を食べようとはするんやけどうまく飲み込めなくて。今日の昼間はまだ首を持ち上げることができてたけど、夕方にはもうそれもできない状態やった。娘を寝かしつける前に様子を見に行って声をかけたら、かろうじて足先を動かして反応してくれたけど、母が寝る前(日が変わる前)に見に行ったらもう呼吸が止まってたって。明日の朝起きたら娘に伝えなきゃ。「リュウが死んじゃった」って…


◆追記◆
朝、最後のお別れをしました。体を拭いてもらってきれいになったリュウの顔はとても穏やかでした。リュウ今までありがとう。寂しがり屋な父が一言「ご苦労さま」って。天国で安らかに眠ってね

2012年1月11日 リュウ永眠(13歳) 写真は昨年9月撮影

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