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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年10月30日

ばあちゃん


今日、田舎のばあちゃんに会いに行ってきた。


ばあちゃん、もう何も食べられへんねんて。

あまり長く生きられへんって。

お医者さんが、歳も歳やし、家に帰らせてあげてって言わはったらしい。


ばあちゃん、うちらが会いに行ったとき、おもてなしせなあかんと思ってくれはったのか、起き上がろうとしはった。

もうそんな力ないはずやのに・・・。

ばあちゃんが元気やった頃、家に遊びに行くと、ちょっとじっとしとき~!ってくらいに動いて動いて。

食べ物やら飲み物を次々と出してくれはったな。

食べることがとにかく好きで、何でもモリモリと食べてはった。

今はずっと目を閉じたまま。

やけど何かを伝えようとしてくれてはった。

それは十分伝わってきた。


ばあちゃん・・・

ばあちゃんにとって私は初孫で、すごく可愛がってもらった。

小さい頃、よく歌を歌ってもらったのを覚えてる。

たまに泊まりに行ったときは、いつもよりちょっと夜更かししていろんな話したね。

ばあちゃんのきゅうりのぬか漬け、ほんまにおいしかった。


2,3年前から認知症で、娘のことを私だと思ってはった。

私が小さかった頃の記憶が鮮明に残ってるんやと思う。


大正生まれのばあちゃん。

戦時中の話をよくしてもらってた。

大病を3度も患いながら、それらを乗り越えて、生き抜いてきはった。

気が強くて、口が達者で、だけど恥ずかしがりなとこもあって。

カメラを向けるといつも逃げ回ってはった(笑)


ばあちゃん・・・

元々細身やけど、ここ1,2ヶ月まともに食べてはらへんみたいで、さらにやせ細ってはった。

ばあちゃんの手を握ったら、あったかかった。


人はいつかはあの世に行くもの。

わかってはいるけど、身近な人が亡くなるのはやっぱり悲しい。

突然の死も嫌やけど、こうして近々訪れる“その日”を覚悟しながら生活するのも辛いし、だからといって何もせずに暮らすわけにもいかないし・・・複雑な心中です。





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Posted by 花子 at 23:04 Comments( 0 ) ★携帯投稿